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「ジャワ更紗Reisia
    &
   Kirsten Sloth陶展」
   




2015.10.16(金)~10..25(日)
会期中無休
 AM10:00~PM5:00 
(*10月はPM5:00までとなります。)

作家在廊日
Reisia藤井礼子 
10月16日(金)終日
10月17日(土)午前


*Kirsten Sloth作品
 企画協力:工藝サロン梓



手描きジャワ更紗
Reisia

藤井礼子

手描きのジャワ更紗に初めて心惹かれたのは
ジャカルタに住み始めて1年が過ぎた頃でした。
オランダ統治時代の面影を残した古いギャラリーで
銀髪が美しい初老のインドネシア女性と出会いました。
その女性が着ていたのはジャワ島北岸の「花更紗の村」に住む
「花更紗の神様」が作った手描きのジャワ更紗。
注文してから少なくとも2年は待たなければ仕上がらないというその更紗は、
それまでに見たどの更紗とも全く違う、精緻で美しいものでした。
手描きのジャワ更紗を作っているところを見てみたい・・・。
ジャカルタから車で6時間。
まだインドネシア語を話す事が出来なかった私を
更紗の職人さんたちは、温かい笑顔で迎えてくれました。
あの日から18年・・・。
住む場所がインドネシアからシンガポール、そして日本に戻ってからも
私は更紗の傍を離れた事がありません。
インドネシアの宝ものである手描きのジャワ更紗。
その更紗を日本の景色に融け込む色合いに染めて
日本の皆さまにご覧戴きたい。いつもそう願っています。
Reisiaの手描きジャワ更紗をお手に取ってみて下さい。
ジャワの心地良い風が、どうぞあなたに届きますように・・・。


Kirsten Sloth
"I wish I could be there for the opening,
it could have been a great experince for me.

I hope the exhibition will be a succes for you.

It is a really big pleasure for me,
that japanese people like my work.

I send my best wishes to you and
all the visitors of the exhibition "







側にある自然が海なのか山なのか、その自然の色も違えば
太陽の光りの強さによってきれいに見える色も変わります。
その土地にあった暮らしがあり、そこにある美しさがあります。
ジャワとデンマークでつくられたものが、
たくさんの人の手を渡ってこの地に来ます。
置かれる場、使われる人によって、
きっとうまれた地で見る美しさと違うものが見える気がします。

藤井礼子さんによって和のバランスを吹き込まれた
Reisiaの手描きジャワ更紗は、帯地として届きます。
また、細かく染め分けて下さったものは、壁面作品や数寄屋袋、
KirstenのTea Boxを包む仕覆など、
新たな息吹を入れる試みをしてみました。
まだ訪れぬ遠い異国の地から届けられた美しい数々の作品を、
日本家屋の中でしつらえたいと思います。

               舟あそび  舟見有加