珠洲だより

                           2009年

vol.6  「今日は海外旅行(?!)」

七つ島の一つ(無人島)
久々に仕事をしない一日をもらった。
輪島からでるフェリーに乗って舳倉島へ行ってきました。
七つ島からさらに北にある島は本土からは見えない。
一日一往復しかないフェリーには島民の生活必需品や自転車を持ち込む人など荷物が半分を占めていた。
行ったことのない県外旅行以上に同じ県内なのに想像できない島の暮らしに胸が高鳴る。
本土を後にして一時間半、平らな島が近くなり汽笛がなる。
佐世保の軍艦島のようにかつて島民がたくさんいたであろう形跡が、廃校になった分校や大きな診療所から伺えられた。
見知らぬ人でもためらいなく挨拶を交わすようになったのは珠洲へ来てから。でもここではどこか異国に来たようでおそるおそる。わくわく感とよそ者的存在意識があふれた。

 お弁当を食べ、4キロの周囲を散策した。
人間が意図的に思いを入れてつくりあげたものよりも、気を出している現代アート顔負けのアート(?!)が、いたるところに点在していた。
ぐるりと一周し終えた頃、ちょうど帰りのフェリーが出る頃だった。
なんとなく『どこでもドア』でふと訪れたくなる場所だけれども、船でわくわくしながら訪れて欲しい穴場のスポットでした。

注:私のようにぶよのおみやげを持って帰らないよう、虫除けスプレーは必須です。

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