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「珠洲焼 篠原 敬展」


2014.8.29
(金)
9.7(日)
AM10:00~PM6:00   
会期中無休  


作家全日在廊
  気が付けば周りにはアート、美術、工芸といった言葉があふれる時代になった。
自己の世界をつくり、常に新しいものを求められる作家。

今回の篠原の新しいものは何だろう。
制作時も窯出しもアトリエに見に行くことはないため、今シーズンどんなものを作っているか全く知らない。
今回のための作品をいくつか見せてもらった。
2年前の個展よりも少しラインが引き締まったような印象を受けた。

「土を触る事は、自分の気持ちを穏やかにさせてくれる。」と語る篠原。
ふっくらとしたやわらかいラインが美しく、作りながら穏やかな気持ちになっていることを想像する。
今回はそんなやわらかなラインの中に、ほどよい緊張感あるラインが共存する。
不思議と篠原のやわらかいラインは、より穏やかに美しく引き立ち、心地よい空気感を漂わせている。

作家に求められる新しいものとは。   
つくり手の自己主張、表現活動として新しいものを作られる人もいます。
しかし新しいものとは、つくり手が日々の中で磨かれる感性の変化が、自然と形となり生まれるのだと、
篠原の作品を見て思います。だからこそ作家は、どんな風に自他と向き合い生きているかを見られる
のだと思います。
穏やかにそしてより美しく、「今」の篠原の作品を見ていただけるように空間をしつらえたいと思います。


                                                     舟あそび  舟見有加

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