郡司さんの作品に初めて出会った時のことを今でも鮮明に覚えています。
細かい掻き落とし、絵付けによる装飾、透かし彫りからなる彫刻のような
美しさは、時を経てきたものから受けるような魅力を感じます。
今回、送られてきた透かし彫りの蓋物（表紙写真）は、登り窯で焚いたそうです。
淡々とひとつの世界をつくりだした後は、どこか自然の力に委ねられる、
おおらかさがあることを、この作品から感じました。　
ちいさな美しい細工物の世界の他、民藝の地で作陶される郡司さんの
用の器（飴釉や染付の碗、どんぶり、オーバルなどのお皿etc）の作品が届きます。

　　　　　郡司慶子さん　７月18日（土）午後・19日（日）午前に在廊
　　　　　＊DM掲載後に変更ありましたので、ご注意くださいませ。

　　＊2011年1月、郡司さんの工房へお邪魔した時の様子はこちらへ


			郡司慶子陶展 2015.7.17（金）～7.26（日）会期中無休　AM10:00～PM6:00