2016年   facebookで別の画像もご紹介しています!http://www.facebook.com/funaasobi



「伊藤弘子 藍の衣 弘布(HIROFU) 展」
 2016.6.17(金)~6.26(日)







 
作家在廊 
 6/20(月)午後 /  6/21(火)午前
  会期中無休
 AM10:00~PM6:00 

何か不思議な力を感じたジャパンブルーの衣。
伊藤さん宅を訪れ実物を見た時に、はっとしました。
本藍で染めた藍は深く、縦横絣で浮き立つ白の模様が美しい風景のように際立って見えました。
30代から50代、景観デザイナーのご主人と世界中を旅した伊藤さん。
歴史と風土から生まれた各国の民族衣装は、それぞれ独特な知恵から生まれ、その美しさは民族の誇りを感じさせてくれたそうです。
日本の染色・織物のモダンさと確かさを布に込め、自分に何ができるかを伊藤さんは問い続けてこられた気がします。
伝統が続いていく中には、その時代のつくり手の確かな技術と、経験してきた感覚や思想が、静かな力となって伝わることが必要だと思います。その静かな力が、初めて見た時に感じたものだったのかもしれません。


伊藤弘子 HIROKO ITO

1940年 東京生まれ
1964年 日本女子大学文学部国文学科卒業
1970年 日本民藝館展入選
1973年 日本クラフトデザイン展入選
1974年 朝日現代クラフト展入選
1980.1981年度 早稲田大学国際部 インディペンデントスタディー(染織)非常勤講師
1995年 インド、アーマダバード「日本・インド染織研究会」作品発表・講演
1977.1978年 山形県、長井市(財)置賜地域地場産業振興センター主催 長井・白鷹紬 活性化委員


<同時開催〉 「矢野太昭ガラスのアクセサリー展」

*モザイクガラスという紀元前の技法によって、ネックレスやブローチ、指輪などを作られている矢野さんのアクセサリー展も同時開催いたします。
古きものの良さから新しいものを生み出すお二人の仕事を合わせてご覧ください。