3世代3素材のフタモノ展
〜内なるものがある世界〜
2010年10月22日(金)〜31日(日)
AM10:00〜PM5:00 
開催場所:Gallery 舟あそび
*お問合せ 0768-82-3960
Kirsten Sloth    <70代>  山村 慎哉  漆 <50代>  塚田 美登里 ガラス <30代>
  
 「フタモノ」 ・・・なぜこんなに魅力的で好きなのか分からない。
存在感のあるフタモノには容易に触らせることをためらわせる「気」をもち、
次の瞬間に「開けてみたくなる衝動」を手にあたえる。
まさにパンドラの箱のように、災難が出てきては困るけれど
つくり手の見えない「これから(希望)」を封じ込めているとすれば、その空間を見たくなる。

今回、3世代のつくり手がそれぞれの素材でのフタモノを見せて下さいます。
その世代ごとの魅力、それぞれの素材が持つ美しさを引き出すつくり手の「内(思い)」を
ぜひ見ていただきたいです。
                                                    舟あそび 舟見有加

  Kirsten Sloth

1938年     デンマークに生まれる
1972〜75年  Det Jyske Kunstakademi,Arhus
現在       Arthus 在住
    Why I make ceramics!

Because I have a strong need to produce
something with my hands , and because I
enjoy very much working with the clay.
It is a great material to shape and decoreate.

What I hope to achieve in my work , is to
bring together the beauty and the usefulness
will enjoy to use in their daily life.


私が陶芸に携わる訳。
それはこの自分の手で何かを形つくることを強く求めているからであり、
また土を使って仕事をすることを心底楽しんでいるからでもあります。
土という素材は、造形と装飾に適した素材なのです。
私が心がけているのは、用の美。
日々の暮らしの中で人々に使われ、愛されるものをつくることです。
  

   山村 慎哉

1960年 東京に生まれる
1984年 金沢美術工芸大学大学卒業
1986年 金沢美術工芸大学大学院修了                
現在   金沢未術工芸大学教授
それまでの五感の懐古が心に響くとき
人は美しいという印象を持つ。

その感情に理由はない。

人を好きになるときも完全が故ではなく
記憶の共感に他ならない。

器も人と捕らえれば、私の造る箱もまた
共感を呼び起こすものでありたい。

無数に存在するものの中にあって、
答えとしてではなく

震える共鳴のようであってほしいと思うのである。

  
塚田 美登里

1972年      岐阜に生まれる
1998〜2002年 富山ガラス造形研究所
2002〜2004年 金沢卯辰山工芸工房研修者
2004〜2005年 秋田公立美術工芸短期大学教務補助      
2006〜現在   金沢卯辰山工芸工房専門員

人の中には、それぞれの世界があります。

人が作った物の中にも、

世界をかんじられる物があります。

私はただ、そんな物がつくりたいと思うのです。

そこにあるではなく、いると思えるような、

そんな物をつくる為に、毎日手を動かしています。

EXIBITION


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