滋賀県甲賀で制作されている杉本さんご夫婦。そうです、あの土鍋を作ってくださっている方です。

杉本家の料理はお二人がなんとなく動いているうちに出来上がります。ほとんどの調理器具が土鍋で作られていて、料理をしているところを見るのがとても楽しみ。

愛犬のオパール君と一緒にウロウロして邪魔をしてしまうのですが、なんだか子供の用にわくわくします。
奥様が作った調味料や、保存食などが、次から次へと出てくる。珠洲で「杉本家のご飯」の企画をした時も本当に美味しく、日本の食っていいなぁと改めて感じさせてくれるお味です。

実際はきっと、畑の世話や保存食を作るのは、かなりパワーと時間がいることなので、誰でもできることではありません。でもたくさんの人が憧れる生活を淡々とされているように思います。

今晩のメニューはもつ鍋!
さすが近江牛の産地です。部位をそれぞれに目方で買ってきて、杉本さん流の下味を漬け込み、土鍋でお野菜と一緒に煮込んで出来上がり!仕上げにうどんまで食べてしまう勢いでした。杉本家に来て食欲を抑えるのは至難の業です。

杉本さんの土鍋を使わせてもらうようになり、(自分で言うのもなんですが)、煮物料理がうまくなった気がします。というより土鍋の力なのですが。保温力があり、「火を消してからの調理」が気持ちと時間を楽にしてくれます。そして、来客が来た時には目のご馳走もプラスされ、かなりのお助けマン。今回の晩御飯もまいりました!

畑で採れた芽キャベツ。とっても甘かったです
翌朝、窓越しにすがすがしい陽が挿し、まったりとした朝の時間を味わっていると、杉本さんが朝風呂のためにお湯を沸かしに行ってくれました。

初の五右衛門風呂に入れることになり、実はドキドキ。外から声がして、お湯加減を聞かれて、ちょっと偉くなった気分。とは言え、ごそごそ下に薪を入れられている感じと、火加減は外にいる人の手にかかっていることに、小心者の私は自分が茹で上がる前に上がらなければと、気持ちいつもより早風呂に。(もちろん、頃合いを知っている杉本さんが、入るとさめてしまうお湯を調節してくださっていたのにすみません。)

薪風呂に入れて思ったことは、こうした時間の流れや手間が相手を思いやることにつながり、家族の中でじんわり幸せを感じあえる場があったことを感じました。

お風呂から上がると、土鍋で焚いたご飯に、奥様がつくられたお漬物、干物、昨日食べきれなかったおかずが形を変えて並べられていました。
さすがに朝酒はしませんでしたが、至福の時間です。

あまりにもまったりしていたため、肝心の作品を駆け足でみる始末。

夏の終わりまでに、石皿や小皿やとっても使いやすそうなグラタン皿など。いいとこどりをした注文をさせてもらってきました。

時間は同じように流れるはずなのに、なぜか昔に比べるとかなり早く過ぎていっている気がします。

予約が出来なくても、同じようにいやそれ以上のおいしさを味わえるご飯をたくことができます。

何に時間をかけることが幸せなのか、自分の生活を振りかえってみようと思いました。

杉本さん、ごちそうさまでした!

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